【クジャクのダンス、誰が見た?】1話あらすじネタバレ内容
父との最後の会話
山下小麦(広瀬すず)とその父、山下春生(リリー・フランキー)が行きつけの屋台でラーメンを食べている。
歳は離れているが、仲睦まじい様子だ。
ラーメンを食べたあと、小麦はサークルの飲み会へ急ぐ。
飲み会が終わり、父が迎えに来てくれるという約束があったが、父と連絡がつかず、一人で家に歩きだす。
家に着いたとき、小麦は家が燃えている光景を目にし、呆然と立ち尽くす。
父が死んだ。
屋台での会話が、父との最後の会話だった。
父の葬式
小麦は、お葬式で父の同僚であった赤沢正(藤本隆宏)と伯母である木村夏海(原日出子)と出会う。
そこで、赤沢と伯母の会話から、父を殺した犯人は、「22年前に起きた東賀山事件の犯人の息子(遠藤友也)」であることを小麦は耳にする。
同時に、東賀山事件の犯人は、父・春生と赤沢が検挙したという事実も知る。
22年前の東賀山事件で父を逮捕した腹いせに犯行に及んだのだ。
伯母からは、「辛いだろうけど、前を向いて生きていかなきゃダメよ。泣くのは今だけにしなさい。」と言われる。
小麦は「泣いても父は帰ってきませんから。それに、前を向くかどうかは自分で決めます」と力強く答える。
帰りのタクシーで、木村から春生の保険金は私が管理することを提案され、小麦は承諾する。
残されていた父の手紙
葬式の日の夜、お腹がすいた小麦は父との行きつけのラーメン屋に行く。
そして、屋台の店主(酒井敏也)から父から預かったといわれる封筒を渡される。
中身は父が書いた衝撃の遺言と現金300万円であった。
父の手紙の内容
もし、私が誰かに殺されたとして、以下にあげる人物が逮捕されたなら、その人は冤罪です。
そして、その場合は「松風義輝」という弁護士に弁護を依頼してほしいと書かれていた。
羅列された数人の名前の中に、今回の事件で逮捕された「遠藤友也」の名前があった。
小麦は松風のもとへ
松風(松山ケンイチ)の事務所まで行き、父からの手紙を見せるが、松風はこの手紙を信じなかった。
さらに、松風は、春生の名前さえ知らなかった。
本当に父が書いたのかも分からないと松風は考えた。
そして、この身元不明の謎の手紙を松風は受け入れず、依頼を断った。
次に小麦は赤沢のもとへ
小麦は赤沢に質問する。
「なぜ、22年も前の事件なのに、いまさら父が狙われたのか」と。
赤沢は答える。
「22年前の事件は、犯人しか知り得ないことを当時容疑者であった遠藤力郎(酒向芳)は供述した。それが一番の決め手だった。
逮捕後、息子の友也(成田凌)は、身寄りがいなかったこともあり、養護施設に入れられた。
友也は、そこでひどいいじめを受けた。
大人になり、就職した工場でも馴染めず、上司の家を放火した。
遠藤友也は、なぜか、自分をこのような境遇にした父ではなく、罪をでっちあげた警察のせいにした。
友也は出所後、父を逮捕した中心メンバーであった山下に怒りの矛先が向いたのだろう。
山下を殺した日は遠藤力郎が逮捕されたのと同じ、クリスマス・イブだった。
完全な当てつけだろう。」
そう、赤沢は説明した。
しかし、友也は黙秘を続けている。
小麦は、「黙秘を続けるということは、やっていないのでは?」と質問する。
赤沢は、怒ったような表情で、事件当日、近所の防犯カメラに映る友也の写真を小麦に見せつけた。
松風が遠藤友也のもとへ
松風はとある人物からあなたを依頼するように言われ、会いにきたと友也に伝える。
なにを聞いても黙秘を貫く友也に、松風はせめて黙秘をする理由だけでも教えてほしいと伝える。
すると友也は「知っているのは、クジャクだけです。」と答える
松風は、遠藤友也との面談後、小麦のもとへ
なにを信じれば良いか分からず困っている小麦は、父からのある教えを松風に話す。
「ジャングルの中でクジャクが踊っているのを誰も見ていなければ、それは存在していないのと同じなのかという問いなんです。本当のことを知っているのはクジャクだけだと」
友也と小麦、同じクジャクの話をしたことに興味を示す松風。
その後、松風は、小麦の父への思いを聞き、正式に依頼を受けることを決めた。
燃えた家になにかを探しに行く小麦
家の中に入り、ある棚から目的のものを見つける。
父が書いた文字が残る紙だった。
その文字を見て、父の遺言は間違いなく、父が書いたものだと再確認した。
その時、何者かが、家に入ってくる足音が。
びびって隠れていた小麦だったが、すぐに見つかってしまう。
その人物は、週刊ジダイの神井(磯村勇斗)という記者だった。
小麦は記者に会ったことを松風に伝える
神井という記者は、22年前の東賀山事件について書いていた記者だった。
松風は、最後に小麦に、このままこの事件に突き進んで良いかを聞く。
松風は、遠藤友也が、やっていないと言うのであれば、それを信じ、無罪を勝ち取るために動く。
しかし、本当はやっていたとしたら、小麦は、父を殺した犯人の弁護を手伝うことになってしまう。
それでも良いのかと。
小麦は、答えた。
きっと父は冤罪を恐れていたから、この手紙を残した。
これは間違いなく父が書いた手紙。
父のことは私が一番よく分かっている。
だから、私は父を信じます。
私のことは心配しないでください。
小麦は、松風に決意を表明する
その言葉を聞いた松風も「お父さんを信じる君のことを信じるよ」と決意を固める。
神井から告げられた不可解な事実
小麦は改めて神井のもとへ行く。
そこで、あなたは山下春生の本当の娘ではないのではないかと告げられる。
理由を訪ねても、神井ははっきりとは答えない。
しかし、それは嘘をついているようにも見えなかった。
【クジャクのダンス、誰が見た?】1話考察感想まとめ
このドラマ、1話から伏線が多すぎます!気になるところを考察していきます!
①犯人逮捕までが早すぎる?
小麦の家が燃え、父が殺された描写の次のシーンがなんとお葬式です。
そして、そのお葬式の時点でもう遠藤友也が逮捕されています。
一般的に、死亡してから葬儀が行われるまでの日数は2日〜3日です。
今回のように、被害者が元警察で、身元もすぐに分かっている場合は2日以内には葬儀が行われていると考えられます。
家が燃やされたのは、消防車の動きから考えると、小麦が飲み会が終わり、帰宅している最中です。
そして、小麦が最寄り駅から家に向かって歩きはじめた時刻が21時53分です。
事件が起きたのが夜遅くなので、本格的に捜査が開始されたのが翌日だと想定します。
その場合、丸一日で犯人逮捕まで至ったということになります。
いくらなんでも早すぎないでしょうか?
まるで、警察は事件が起こるのも、そして犯人が誰なのかも事前に分かっていたような動きです。
私は、事件はすべて警察が事前に認識していたのだと考察します。
それは果たしてなんのために、、、
②父・春生も事件が起きるのを分かっていて、手紙を書いた?
春生がラーメン屋でなにかを書いている描写があります。
もし、それが遺言であるのだとしたら、、、
屋台の店主は、「あの夜、ラーメン食べ終わったあと、山下さんから封筒預かってさ」と封筒を小麦に渡す際に伝えています。
これは、たまたまなのでしょうか?
春生は、自分が今日死ぬことを分かっているような動きだと考察します。
さらに、その手紙には、さらに意味深な一文があります。
「私が殺されても、致し方ない部分がありますが」という一文です。
この手紙を書いて、ラーメン屋の店主に娘に渡すように頼んだ数時間後に殺される。
これは、偶然とは思えないではないでしょうか?
何者かが、裏で全てを操っているように思えてなりません。
③神井という記者はなに者?
22年前の事件を追っていた神井記者。
ただの記者ではないことは一目瞭然です。
神井は、燃えた家で小麦に話しかけたあと、小麦が落としていった飲みかけのペットボトルを拾い、にやりとします。
いったい、なにに使うのでしょうか?
この記者が事件の真相に近づく重要な人物になることは間違いありません。
この男の行動、言動、すべてに注目です。
まとめ
1話からこんなに伏線が盛り込まれたドラマは久しぶりな気がします。
ここで書ききれなかったこともたくさんあります!
今後、この散りばめられた伏線がどのように回収されていくのかが楽しみです!
私は、赤沢が22年前の事件について、なにかを隠しているようにしか思えてなりません。。。