2006年7月26日に、スタジオジブリで放送された『ゲド戦記』
ゲド戦記に出てくる『アレン』はエンラッドの王子で、この名前はエンラッド語で『剣』を意味しています。
そんなアレンですが、映画を見た人から『気持ち悪い』や『メンヘラ』と言われてしまうこともしばしば…
ではなぜ、そのように思われてしまったのでしょうか?
今回は、アレンがメンヘラと言われる理由や、アレンの性格を解説していきます!
目次
ゲド戦記のアレンは気持ち悪い?

出典:スタジオジブリ
ゲド戦記のアレンが気持ち悪いと言われてしまう理由は、二重人格とも言える性格が原因になっています。
しかし、この人格の変化はアレンが陰にコントロールされていたという説があります。
死を望んでいる
アレンは作中では、常に自分に命を軽んじていて、何かと死にたがっているのがとても印象的です。
しかし、実際に死に直面すると恐怖している表情を浮かべたり、助けてくれた人を睨んだりするなど、常に情緒不安定な状態なのです。
またテルーを助ける場面でも、「この娘がどうなってもいいのか?」という質問に対して『やれよ』など、他人の命も自分の命も大切にしていないような発言をしてしまいます。
王子という立場にも関わらず、命をバカにしているような場面がかなり目立ってしまうのです。
陰にコントロールされている
アレンは自分の父親を殺害しています。
このシーンは、作中の最初の方の出来事で最初から父親を殺害するシーンにショックを受けた人も多いかと思います。
ですが、このシーンは、アレンが自分の意志で行ったことではなく、アレンの影が操ってやったことなのではないかと推測できます。
また作中でアレンがテルーに話していた内容に『自分でもどうしてそんなことしたか分からないんだ…』などと話していて、自分で自分をコントロールできていないことが分かります。
その後もアレンは時々、闇落ちしたような表情をすることがあるので、アレンは長い間自分の闇と戦っていたのでしょう…。
ですが、アレンが父親を殺害してしまった本当の理由は映画の作中のが描かれていないので、もしかしたら他にも思うことがあったのかもしれませんね。
ゲド戦記のアレンがメンヘラと言われる理由4選
アレンがメンヘラと言われる理由は4つあります!
父親と比較して劣等感にかられる
アレンの父親は『賢王』と呼ばれていて、立派な父親と自分を比較して自信を無くしてしまいます。
アレンは当時17歳。
多感な少年のは、偉大な父親はそれだけでプレッシャーだったのです。
母親もアレンを立派な王子に育てるために厳しい教育をしていました。
その結果アレンは、感情を発散することが出来ず、自分の心の内にため込んでいる状態でした。
負の感情が爆発してしまう
厳しい教育で負の感情をため込んでしまったアレンは、ついに感情が爆発してしまい、父親を殺害する凶行に走ってしまったのです。
自分の手で父親を殺害してしまったことで、アレンは余計に負の感情をため込んでしまい、作中では常に情緒不安定な状態になってしまうのです。
生と死に対する感情が激しく揺れ動く
父親を殺害してしまったことに負い目を感じて、国外に逃亡したアレンは、心が負の感情に支配されているので、常に自分の死を望んでいました。
砂漠で狼に襲われた時には、最初は抵抗しようとしていましたが最後は『お前たちが自分の死か…』と死を受け入れようとします。
しかし、実際に死を間近にしたアレンは『死ぬのが怖い!』という表情をするんです。
この作品を見た人からは『死にたがりメンヘラ』なんて言われてしまい、その後も同じような場面がいくつもあります。
影の存在を常に恐れている
アレンの精神状態で一番印象に残っているのは、やはり『影』の存在です!
この影は、人によって色んな解釈があり、心の闇とも捉えられましが、実際は『アレンの心の光を表したもの』なんです。
作中でアレンは、クモと言われる魔法使いに心の光の部分を切り離されてしまい、その影がアレンに体に戻ろうとして、色んな形に変化しながらアレンを追いかけている状態なのです。
またアレンも自分の影の存在に気づいていて、作中で『自分に中にもう一人自分があるみたい…早くいかなきゃ、奴が来てしまう…』といった発言もありました。
アレンは心の光を失っているので、闇がアレンを支配してしまい、ネガティブな思考になってしまうのです。
ちなみに、どういった性格をメンヘラと呼ぶかというと…
メンヘラとは?
- ネガティブ思考
- 感情の浮き沈みが激しい
- 自分に自信がない
- 人の目を気にしすぎる
などが、メンヘラに当てはまるそうです!
ゲド戦記のアレンはかっこいい?
アレンがかっこいいと言われる理由は2つあります!
剣の腕前が凄い

出典:スタジオジブリ
アレンの剣は、父親を殺害した時にとっさに手に取った魔法の剣なのです。
しかしアレンは、作中の最初の方はこの剣を抜くことが出来ませんでした。
ですがアレンは、剣が鞘に納まった状態でも圧倒的な強さをしていて、テルーが人狩りに捕まった場面でも2人の剣士と戦いながらも無傷で勝利してしまう程の腕前を持っているんです!
テルーを抱きしめる

出典:スタジオジブリ
アレンがテルーを抱きしめるシーンでも『かっこいい』と言われています。
このシーンは、クモに捕まったアレンをテルーが助けに来るシーンなのですが、その時にアレンはテルーを抱き締めます。
思わずテルーも頬を赤くしてしまい、視聴者も胸キュンしちゃいます♡
このシーンを見た視聴者からは『イケメン』という声が多く上がり、他にも『首輪姿にきゅんとした』『岡田准一が声優を担当しているからイケメン』なども声も多く上がっていました。
ゲド戦記のアレンの性格

出典:スタジオジブリ
アレンの性格は、一言でいえば『冷静で無口、感情を表に出さない』
その他にも…
アレンの性格
- 内向的な性格で、自分の気持ちを素直に表現できない
- 人付き合いが苦手で、自分から距離を保っている
- 自分の気持ちを理解してもらえないと思っている
- 義理人情に振り回されてしまう
- 大人への対応もしっかりしていて常識がある
- テルーの唄で泣いてしまうなど、本当は優しい人物
などがあげられます!
全体的にみると、性格は暗く少し陰キャな感じがしてしまいますが、大人に絡まれているテルーを迷いなく助けたり、自分を嫌うテルーにも優しく接したりと、本当は心の優しい人物なのです。
作中では、暗い印象のアレンですが、実はこの性格が視聴者に好かれることもあり、一部の視聴者からは『性格に沼る』なんて言われているんですよ♪

ちなみにアレンは『ジブリ界一のメンヘラ』とも言われてします(笑)
まとめ
今回はゲド戦記のアレンがメンヘラと言われる理由や、アレンの性格を解説していきました。
この記事で分かること
- アレンの性格は、メンヘラに当てはまるものが多い
- 自分でも感情のコントロールが出来ていない
- 陰に操られている可能性が高い
- 暗い性格に感じてしまうが、実はととえも心の優しい人物
ジブリで放送されたゲド戦記は、原作の話をかなり割愛されて作られています。
ですので、話の内容があまり理解できず嫌われがちなアレンですが、実はかなり優しくイケメンなのです!!
ゲド戦記についてもっと知りたい場合は、原作の本を見てみるものいいかもしれませんね♪