元保育士のありひです!
保育士になるための最難関である保育実習。
中でも実習日誌って終わらないし訂正されるし辛いですよね。
終わらないと寝れない、寝れないから体調崩す、体調崩すと実習期間延期になる、という最悪の展開になりかねません…
私自身、初めは付箋びっしりで訂正されるし、終わりが見えないしほんとにやめたかったです。
でもやるしかない!と奮い立たせて実習を乗り切るために学生なりに考えてた早く終わらせる工夫をお伝えします。
とにかく早く終わらせる為に考えた工夫・意識をしたことで、実習先に見本として実習日誌を寄贈することになりました!
目次
実習日誌が終わらない…
私は幼稚園実習では困らなかったんですが、保育実習で日誌が終わらなくて焦りました。
22時まで書き続けてるのに給食までしか書けてない…って時は絶望しました。
私が通っていた短期大学の実習スケジュールは以下です。
時期 | 期間 | 実習先 |
---|---|---|
1年生1月 | 1ヶ月 | 幼稚園 |
1年生3月 | 10日間 | 施設 |
2年生6月 | 2週間 | 保育園 |
2年生11月 | 2週間 | 保育園 |
幼稚園と施設の実習日誌がゆるかったので、2年生の6月に行った保育園で壁にぶち当たりました。
保育園は17時までの記録を書かないといけないんですよね。
幼稚園は14時半までだったため、午後のおやつやトイレ、外遊びなど書くことが増えて時間がかかりました。
実習日誌をA3サイズの裏表4枚で提出したんですが、ゾッとするほど付箋びっしりで返ってきました。
幼稚園と施設では訂正なんてなかったのに…
実習日誌の質や量は、学校ではなく園ごとに決まっていることが多いです。
学校では3〜4枚って言われてたけど、実習先の保育園では4枚で書ききれないような訂正でした。
具体的な訂正の内容は、
- 戸外遊び→滑り台や三輪車で遊ぶ・砂場で型取りをして遊ぶ
- トイレに行く→自分で着脱をする・トイレを待っている間は手遊びを楽しむ
など、子どもの行動を詳しく書くようにとのこと。
全部書いてたらキリないよ!
しかも子どもの行動に対する保育者の動きとねらいを全て書かないといけなかったんで、手を痛めながら書いていました。
帰宅後すぐ書き始め、ご飯とお風呂の時間以外はずっと書き続けてたのに、それでも夜中の1時までかかってました。
1時半に寝て6時に起きてたら4時間半睡眠になっちゃう…これを5日間続けるのは嫌!
実習だけでも体力使うのに帰ってからも何かしないといけないっておかしい…
当時の私は、日誌の質とか関係なしにとにかく寝たい!という思いでした。
でも、質が悪ければ訂正が増えるしやり直しさせられるのは面倒。
とにかく寝たい私は、どうしたら早く終えられるのかを考えました。
結果、0時には寝れるようになった上に訂正の量も減っていったんです!
早さと質を意識したら早く寝れるようになった〜
どういう対策か具体的にお伝えしていきますね。
本当にしんどかったらリタイアしても大丈夫です。学校が守ってくれるので、学校の先生に電話をしてください。
保育実習日誌が書けない時の対策
実習日誌が書けない!ってならないためには、日誌を書いている時間以外の対策も必要でした。
私が日誌を早く終わらせるために実習中から意識していたことは以下です。
書けない時の対策
- 1日の流れ・時間を実習前に確認する
- 実習中も保育者のねらいを考える
- 1日の中で2個は保育者に質問する
- 時間を決めて集中する
1日の流れ・時間を実習前に確認する
実習先が決まったらきっと園のホームページとか見ますよね。
ホームページに大体書かれている、1日の流れを確認してから実習に挑むべきです!
私の園では、登園・設定保育・昼食・降園の時間などが書かれていました。
1日の流れさえざっくり頭に入れておけば実習中もスムーズに動けますし、記録の時に「何時にいただきますしたっけ?」などの迷いが減ります。
これはめちゃくちゃおすすめ!
ホームページに書いていない園でも、保育室に1日の流れを書いていることもあります。
保育室の展示物は要チェック!
日誌を書くときに何も考えずに書き始めるのと、大体の流れを掴んでから書き始めるのとでは、書くスピードが結構変わります。
ホームページの情報はあくまでざっくりですが、ざっくり頭に入れてたら毎日の細かい流れも把握しやすくなりますよね。
何も考えずに書いて「給食の前に外遊びしてた〜やり直しや〜」ってなる地獄を回避できます!
修正テープでやり直すか新しい紙に1から書くか迷いますよね(笑)
私だったら、前半のミスはやり直すけど後半のミスは修正テープでどうにかします。
修正テープ禁止の園もあるので要注意!
実習中も保育者のねらいを考える
実習中って「今何したらいいかな?」とか「子どもが話聞いてくれない!」とか頭も心も体もバタバタしてますよね。
でも、実習中にバタバタして終わるのはもったいないです。
先生たちの動きを見て、なぜそういう行動を取っているのか、意図やねらいを考えるべきです。
例えば、おにごっこって何歳でもできる遊びですよね。
同じ遊びだけど、年齢によって遊び方も変わるし先生の動きや意図も変わってきます。
年齢 | 保育者の動きと意図 |
---|---|
2歳 | スキンシップを取って愛着関係を形成できるよう、つかまえて抱きしめる。 |
3歳 | つかまえられた喜びを感じられるよう、子どもがつかまえやすい速さで走る。 |
4歳 | 達成感を味わえるよう、子どもの速さに合わせて走る。 |
5歳 | ルールのある遊びを楽しめるよう、保育士も全力で取り組む。 |
「ねらい」と「保育者の動き」を1行で書く園もあれば、別の欄に書く園もあります。
書き方は園の方針に合わせてください。
2歳とおにごっこするときに先生が全力で走ってたらびっくりしますよね(笑)
反対に、5歳とおにごっこするときに先生が手を抜いて捕まえやすい速さで走ってたら子どもも興醒めです。
「愛着関係を築く」のか「ルールのある遊びを楽しむ」のかねらいが違うから先生の動きが違うんです!
保育者の動きである「全力で取り組む」の部分しか見てなかったら、日誌を書く時に苦戦します。
反対に、実習中に「保育者のねらい」を考えておけば日誌はスムーズに書けるはず。
日誌を書くのも早くなるし、何も考えずに実習している人より絶対に成長します。
1日の中で2個は保育者に質問する
私が日誌の中でも1番苦手だったのは、最後の感想の部分です。
1日の流れは事実を書いていくだけなんですが、感想ってことは自分が見つけたことや感じたことを考えて書かないといけません。
考えて書きなさい!って話なんですが、出てこないときって何も出てこないんですよね。
感想が何も出てこないを回避するために、1日に2個は先生に質問をすると決めていました。
質問の例
- けんかをしていたけど上手く仲裁できなかった
- 意欲を出してもらおうと声かけしたけど、反対にやる気を損わせてしまった
- ピアノが練習では上手く弾けるのに本番になると失敗してしまう
- 実習生だと認識しているから、自分の話だけ聞いてくれない
質問内容を思い返しているだけで辛くなってきた…
悩んだことや困ったことだったらなんでもいいのでいくらでもでてきますよね。
些細なことでも全然OK!
先生としても、質問してくる意欲的な子と好印象です。
質問しておけば日誌には、
- 疑問に思ったできごとと理由
- 教えてもらったこと
- 教えてもらって感じたことや次に活かしたい気持ち
を書けばいいだけです!
実習中に考えているし解決しているからネタに困らない!
時間を決めて集中する
日誌以外にも言えることですが、集中してなかったら終わりません!
頑張って終わらせるために、自分で時間やノルマを決めると集中しやすくなりますよ。
ここまで書いたら○○って決めておけば、○○までにはここまで書かないといけないって思うので頑張れます。
例えば、
私のスケジュール
設定保育まで書いたら晩御飯
降園まで書いたらお風呂
〜お風呂に入りながら感想と明日の目標を考えておく〜
感想・明日の目標まで書いたら寝る
私は完全夜型なので、日誌は最後まで終わらせてから寝ていました。
実習中に寝落ちしたこともありません。
起きれなかったら終わりだ…
実習日誌って何時間かかる?
実習日誌って何時間くらいかかるものなの?って疑問ですよね。
答えは、園や学校の方針、人によって様々です!
漠然とした答えなので、状況に応じてどのくらいの時間がかかるものなのかをお伝えします。
日誌を書く時間
- 早ければ2時間
- 遅くても5時間
- 8時間かかると寝れない
早ければ2時間
日誌が1枚で良いのなら絶対2時間で書ききれます。
最近の実習では「日誌は1枚にまとめる」と決まっている園や学校が増えています。
学校側から、日誌に対しては指摘しないように言われることもあると言っていました。
生徒も保育士も楽ですね!
「1枚じゃ実習生が伸びない」とブーブー言っていた友達も、今となっては実習で厳しくする意味はないと感じているみたいです。
実習で保育士を諦めちゃったら、保育士不足が深刻化していっちゃいますもんね。
私はA3サイズの裏表3枚で3時間くらいだったので、裏表1枚だったら2時間くらいで書けるはずです。
A4サイズで1枚だったら1時間くらいで書けちゃいそうですね。
遅くても5時間
遅くても5時間で書き切りたいところです。
理由は、設定保育があるので指導案や準備をしないといけないからです。
日々の日誌プラス指導案の時は本当にきつい…
でも、日誌を5時間で終わらせて少しずつ進めておけば不眠で実習は避けられます。
私の場合、設定保育までで2時間、降園までで2時間、感想・明日の目標などで1時間くらいを意識したいました。
8時間かかると寝れない
日誌に8時間かけてたらほとんど寝れなくなります。
17時半に帰宅するとして、8時間ぶっ通しで書いてても1時半になります。
お風呂やご飯、お手洗いなどを考えると、寝るのは2時半は超えちゃいます。
そこから指導案を書いていたら仮眠程度しか寝れなくなります…
訂正されるのは辛いし全力で取り組まないといけないけど、体調第一!
手を抜けるところは抜いて、しっかり寝てくださいね。
実習日誌の提出は遅れていい?
もちろん、実習日誌の提出遅れは良くないです。
園からの信頼を失うし、最終的な実習の評価に響くからです。
ただ、私が一緒に実習に行った友達は未完成の実習日誌を提出していました。
最後まで書くように注意は受けていましたが、幸いにもそこまで怒られることなく普通の評価で実習を終えていました。
どれだけ時間がかかったとしても、翌日までには完成させて提出するのが理想です。
あくまで理想なので、頑張っても書ききれなかった時は、ズル休みをするのではなく素直に伝えてみてください。
日誌が大変ってことは先生たちも身をもって知っているはず。
もし提出遅れによって実習先からひどい扱いを受けた時は学校に相談です!
「自分は提出遅れなんてしなかった」という理由できつく当たる人はいます。
提出遅れが悪いですが、本当に辛いのなら学校は生徒の味方でいてくれる場所です。
私が通っていた短期大学では、脱落者と再実習になった生徒は併設の園で実習をしていました。
実習日誌に嘘を書いていい?
実習日誌を書いてたら「あの時何してたっけ?」って絶対なりますよね!
めちゃくちゃ気持ちはわかります。
でも、嘘を書くよりも素直に忘れてしまったことを伝える方が好感が持てます。
嘘つきの実習生なんてレッテルをはられたくないですよね。
忘れてしまった部分を空白にして、翌日先生に渡す時に伝えましょう。
実習生が覚えていない些細なことでも、先生は明確に覚えていることが多いです。
時間だけでも「いつもは11:30に給食を食べるけど、その日は11:20から食べた」とか分単位で覚えています。
嘘を書いてバレないかもしれないけど、バレた時が大変です。
日誌の訂正は絶対に厳しくなるし、最悪の場合は園からの評価が悪くて再実習にもなりかねません。
実習日誌に嘘を書くのはハイリスクローリターンですよ!
まとめ
実習日誌が終わらない気持ちはとってもわかります。
書けないって時は、
- 1日の流れ・時間を実習前に確認する
- 実習中も保育者のねらいを考える
- 1日の中で2個は保育者に質問する
- 時間を決めて集中する
- 5時間で終わるように目指す
- 提出遅れや内容を忘れた時は嘘をつくのではなく素直に打ち明ける
というのを意識してみてください。
訂正されるのは辛いですが、そこまで気にしなくても大丈夫ですよ。
実習先に就職しないといけないわけではないし、リタイアしてもいいんです!
頑張ることは大事だけど、頑張りすぎて倒れるくらいなら学校に相談してくださいね。
保育士や幼稚園教諭は、実習を乗り越えられたら就活は楽です。
実習さえ乗り切れば怖いもんなしだって思って、無理しない程度に頑張ってください!