韓国やK-POP界隈だけでなく、世界中の音楽業界を騒がせているNewJeans(ニュージーンズ)問題。
未だに事務所とのゴタゴタは続いています…
結局誰が何で揉めてるのかわからなくなってきた…
そこでこの記事では、NewJeansの問題を会話形式でわかりやすくまとめました。
目次
- 1 ニュージーンズ問題をわかりやすく解説!
- 1.1 2019年:ミン・ヒジン氏入社
- 1.2 2021年:NewJeansのメンバーで揉める
- 1.3 2022年:LE SSERAFIM(ルセラフィム)がデビュー
- 1.4 2024年2月:ミン・ヒジン氏からの要求
- 1.5 4月22日:パン・シヒョク氏が内部監査を決行
- 1.6 4月25日午前:HYBE爆弾投下
- 1.7 4月25日午後:歴史的記者会見
- 1.8 4月25日夜:HYBEがミン・ヒジンを刑事告発
- 1.9 5月7日:ミン・ヒジンが裁判所に仮処分申請
- 1.10 5月30日:仮処分申請が承認される
- 1.11 8月27日:ミン・ヒジン解任
- 1.12 9月11日:NewJeans緊急配信
- 1.13 9月13日:ミン・ヒジン仮処分申請
- 1.14 9月25日:HYBEはNewJeansの要求を拒否
- 1.15 10月29日:仮処分申請却下
- 2 まとめ
ニュージーンズ問題をわかりやすく解説!
登場人物は、HYBE・ADOR・NewJeansの3組。
左から順に、権力強めです。
ここからは、HYBE側の意見は代表であるパン・シヒョクさんの言葉としてお伝えします。
2019年:ミン・ヒジン氏入社
パン・シヒョク
HYBE初のガールズグループを一緒に作ろう!
ミン・ヒジン
いいですね!入社します!
ミン・ヒジンさんは、HYBE入社前にSMエンターテインメントにて、少女時代、SHINeeなどのアルバムコンセプトを手掛けていました。
もともと女性グループのアイドルを作りたかったので、パン・シヒョクさんとは気が合ったのでしょう。
2021年:NewJeansのメンバーで揉める
ミン・ヒジン
NewJeansのメンバーが決定したー!あとはデビューに向けて進むのみになりました。
パン・シヒョク
相談なんだけど〜、サクラとチェウォン中心のグループにするか、この2人をメンバーに入れてくれない?
ミン・ヒジン
いやいや、コンセプトが違うから嫌です!
サクラとチェウォンは、LE SSERAFIMの現メンバー。
過去に別グループでデビュー経験あり。
サクラは当時23歳、チェウォンは当時21歳。
NewJeansのコンセプトは10代の新人。
ミン・ヒジンさんは、HYBEからの要求を拒否しました。
2022年:LE SSERAFIM(ルセラフィム)がデビュー
パン・シヒョク
5月2日にLE SSERAFIM(ルセラフィム)をデビューさせるね!
ミン・ヒジン
待って!HYBE初の女性グループはNewJeansって約束でしょ!?
パン・シヒョク
LE SSERAFIMを初の女性グループにするよ!LE SSERAFIMがデビューするまではNewJeansの宣伝はしないようにしてね。
突然、入社当時の会話がなかったことになりました。
ミン・ヒジンさんはパン・シヒョクさんから「楽しい?」と嫌味を言われたと仰っています。
パン・シヒョクさんはサクラとチェウォンをデビューさせるために、ミン・ヒジンさんに女性グループの話を持ちかけたのでしょうか…
2024年2月:ミン・ヒジン氏からの要求
ミン・ヒジン
私が任期満了する時、株を売るから高値で買ってね!あと、NewJeansの専属契約を自由にする権利をちょうだい!
パン・シヒョク
急にどうした!?無茶苦茶すぎるだろ!もしかしてNewJeansごと独立を考えてるのか…
ここ難しいポイントなので詳しく解説しますが、ざっくりでよければ飛ばしてください。
株式買戻についてミン・ヒジンさんの要望…
契約条件見直しの際、ミン・ヒジンさんが株式買い戻し権を13倍から30倍に引き上げるよう要求しました。
NewJeansがHYBEに今後もたらすであろう利益を考えると引き上げ要求も納得できますが、突然30倍の引き上げは驚きますね。
NewJeansの専属契約について…
本来、アーティストやグループとの契約は会社の取締役会の承認を得る必要があります。
ミン・ヒジンさんの要求が通ってしまうと、契約の管理やアーティストの活動に対して大きな影響力を持つことができるため、権力の集中や不透明性が懸念される場合があります。
4月22日:パン・シヒョク氏が内部監査を決行
パン・シヒョク
ミン・ヒジンがADORをHYBEから独立させようと企んでるぞ!徹底的に調べてくれ〜
パン・シヒョクさんは、以下の理由から、ミン・ヒジンさんが代表を務めるADORの内部監査を始めました。
HYBEから見たADORの印象
- 「不当な要求をしてきた」と言いふらし、世間からHYBEの印象を悪くした
- 自分達と仲のいい投資家に株式80%を売却するように企んでいる
- HYBEの契約情報を流出した
- アーティストの両親を手なづけてる
株式会社は株主に逆らえないので、株式を80%も持っていかれたら独立できる状態になってしまいます。
内部監査を終えて、以下のことが発覚しました。
内部監査で発覚したこと
- ILLIT(アイリット)、TWS(トゥアス)、RIIZE(ライズ)はNewJeansのパクリと発言
- BTSはミン・ヒジンのアイデアをパクってここまで売れたと発言
- 最終的には抜け出す・私たちを誰にも触れさせないと発言
- ミン・ヒジンさんの側近がHYBEからADORに移籍する直前に、HYBEの情報を大量にダウンロードしていた
- 「プロジェクト1945」という経営権奪取の計画書があった
「プロジェクト1945」という計画書にどこまで書かれているかによって、独立の信ぴょう性が変わりますね。
4月25日午前:HYBE爆弾投下
パン・シヒョク
みんな聞いて!ミン・ヒジンは占い師から会社乗っ取りのアドバイスを受けてたんだって〜会話も公開するねー!
会話内容は、
- BTSが兵役に行くかどうか
- BTSがいない方がいいから兵役に行ってほしい
- パン・シヒョクはパクリばっかり
カカオトークという、LINEのようなものでのやりとりを公開するなんてなかなかの爆弾。
BTSを兵役に行かせようとしているような会話は、BTSのファンを怒らせました。
HYBE側は、ミン・ヒジンさんが会見する前に大多数を味方につける作戦だったんですかね…
4月25日午後:歴史的記者会見
ミン・ヒジンさんが2時間15分にも及ぶ歴史的記者会見を開きました。
1時間半話し続け、残り45分は質疑応答でした。
ミン・ヒジンの言いたいこと
- 私はわずか2年でNewJeansを売れさせた。私の罪は上手く仕事をしたことだけ。
- NewJeansをおいてHYBEを去っても良いが、世論はNewJeansを売ったと騒ぐ。
- 経営権剥奪なんて考えていない。調べてもそんな事実がないから内部監査までしたのでしょう。
- 占い師との会話など、個人的な情報を公開するのはおかしい。
- HYBEはNewJeansのことを大切に考えていない。本当に大切ならNewJeans音源リリース日に内部監査の日を当ててくるはずがない。
- 私はNewJeansを実の子どものように愛している。
BTSについては、あくまでプライベートな会話だったと主張。
占い師との雑談程度で、BTSを兵役に行かせるための画策ではありませんでした。
確かに占いで兵役が決まるならみんな占い師に言ってますよね。
4月25日夜:HYBEがミン・ヒジンを刑事告発
パン・シヒョク
証拠も出揃ったし、そろそろ裁判所を通して戦うか!
独立を画策したとして、ミン・ヒジンさんを背任などの疑いで刑事告発しました。
HYBEはパン・シヒョクさんの独断で動かせる会社ではないので、裁判所を通すのは必須だったのだと感じます。
5月7日:ミン・ヒジンが裁判所に仮処分申請
ミン・ヒジン
その告発ちょっと待ったー!解任は不当だって裁判所に訴えます。
HYBE側からの刑事告発に対抗するために、ミン・ヒジンさんは仮処分申請をされました。
この申請が認められたら5月末に行われる株主総会での解任を免れます。
5月30日:仮処分申請が承認される
裁判所
「ミン・ヒジン氏は確かに独立を考えてたっぽいね。でも任務に背いてるとは言えないかな!」
5月30日に裁判所からの仮処分申請が承認されたので、5月31日に開かれた株主総会ではミン・ヒジンさんを解任できませんでした。
首の皮一枚で繋ぎ止めたって感じですね…
8月27日:ミン・ヒジン解任
パン・シヒョク
偉い人と話し合った結果、ミン・ヒジンの代表取締役を解任することが決まったよ!
取締役会にて、ミン・ヒジンさんがADORの代表を解任されることが決まりました。
代表取締役→社内取締役に降格したものの、NewJeansのプロデュース業務は引き続きお願いされています。
ミン・ヒジンさんは、誰かと担当を分けてプロデュースしていくのは嫌で、全て自分で決めたいというタイプです。
自分が生んで育てたNewJeansなのに、代表を外されるなんて心外だったでしょう。
9月11日:NewJeans緊急配信
NewJeansの意見
- HYBEは私たちの医療記録や練習生時代の動画を流出させた
- 私たちはHYBEから無視などのいじめを受けている
- 9月25日までにミン・ヒジンをADORの代表に戻すことを要求する
NewJeansは、一部の信頼できる大人を除いて、誰にも言わずに緊急配信をしました。
その後、HYBEは取締役会や株主総会にて今後のADORについて会議。
要求日2日前の9月23日に、ADOR現代表のキム・ジュヨンさんからNewJeansに詳細を伝えられました。
9月13日:ミン・ヒジン仮処分申請
ミン・ヒジン
代表に戻れるように裁判所に申請するわ!
仮処分申請での要求は以下の2点。
- ADORの臨時株主総会の招集
- 社内取締役再選任のための仮処分申請
つまり、偉い人を集めて代表に戻れるように裁判所からも言ってくれ!という感じです。
9月25日:HYBEはNewJeansの要求を拒否
HYBEの意見
- ミン・ヒジンをADORの代表に戻すことはできない
- その代わり、契約期間(5年間)はNewJeansのプロデュースをしてもらいたい
取締役会で決まった為、さすがにミン・ヒジンさんを代表に戻すのは難しいですね。
折衷案なのでは?と思いましたが、ミン・ヒジンさんの才能を搾取されそうではあります…
10月29日:仮処分申請却下
ソウル中央地裁で仮処分申請が却下されました。
翌日の10月30日には、理事会でも否認されたため、ミン・ヒジン氏は代表に戻ることができませんでした。
まとめ
- NewJeansはミン・ヒジンをADORの代表に戻して欲しい
- ミン・ヒジンは自分が代表に戻れるよう裁判所に仮処分申請中
- HYBEは現状ミン・ヒジンを代表に戻すつもりはないが、契約期間の5年間はNewJeansのプロデュースを続けて良いと打診
HYBEがNewJeansを大切にしてくれるのなら、ミン・ヒジンさんはHYBEから撤退すると思うんです。
でも、親が憎いと子も憎いのか…
今後は仮処分申請の結果次第で大きく動くだろうと予想しています!