2017年にアメリカ合衆国でドラマミュージカルとして上映された【グレイテストショーマン】
小人症の男、大男、髭の濃い女、全身刺青の男、結合双生児の兄弟など、世間から隠れるようにして生きていた様々な人を集め、いわゆるフリーク・ショー(見世物小屋)のサーカスを始める物語です。
この映画では、少年時代の主人公バーナムに、『リンゴを渡した人物』存在しているのですが、その人物とは一体誰なのでしょうか?
今回は、リンゴを渡した人物やその真相、伝えたいことなどをまとめていきます。
目次
【グレイテストショーマン】りんご渡した人は誰?

出典:グレイテスト・ショーマン
少年時代のバーナムにリンゴを渡した人物は『通りすがりのフリークス(奇形)』と呼ばれていた人です。
食べ物を盗んで食いつないでいた
少年時代のバーナムは、貧しい家庭で生まれました。
しかし、父親が亡くなってしまったことで食べるものにも困るようになってしまったのです。
バーナムはまだ子供なので、お金を稼ぐこともできず、日々食料を盗みながら生活していました。
しかし、いつものように露店のパン屋さんでパンを盗んだところ店主に見つかってしまい、パンを取られてしまったのです。
食べるものが無くなり、途方に暮れていたバーナムにフートを被った女性が『1つのリンゴ』を差し出してくれたのです。

のちにこのリンゴが、バーナムの人生を大きく変えることになります。
リンゴを見てアイディアが思いつく
大人になったバーナムは、ある裕福な女性と結婚し、2人の子供を授かります。
ですが、バーナムは仕事をクビになってしまい、銀行の融資をもとに『バーナム博物館』の運営を始めますがチケットはほとんど売れず、生活は苦しいままでした。
そんなある日、自分の娘からこんな言葉がありました。
博物館は死んだものばかり。何か奇抜な生きているものを置かなきゃ!
そしたバーナムは、たまたま机の上にあったリンゴを見て、『少年時代にリンゴを渡してくれた女性』のことを思い出すことになるのです。
見世物小屋で大成功する
『リンゴを渡してくれた女性』のことを思い出したバーナムは、彼女と同じような人を集め、【見世物小屋】を思いつきます。
バーナムは町中に『ユニークな人募集』と記載したチラシを貼り、出演者を探し始めました。
その募集には『髭の生えた女性』『体重が240㎏』『身長2m』などの人が集まり、ショーは連日大盛り上がりしたのです。
当時は奇形、見た目が違う人は『フリークス』と呼ばれていて、人目を避けて生活していましたが、バーナムは始めたショーのおかげで、生きがいを見つけることが出来たのです。
【グレイテストショーマン】りんごの人の真意は?
【グレイテストショーマン】で、リンゴを渡してくれた女性の真意は公表さえてまいません。
リンゴを渡してくれた女性はきっとバーナムに『力強く生きなさい』というメッセージを伝えたかったのではないかと思います!

バーナムの生活は苦しかったですが、フリークスの人達のように身体が不自由じゃないから、頑張れば生きていける!ということを分かってほしかったのかもしれませんね!
子供時代に両親を亡くし、とてもつらい人生を送っていたバーナムですが、リンゴをきっかけに人生の大逆転を起こしています。
あの女性からリンゴを貰っていなければ、きっとバーナムの人生はことも時代と同じく辛く苦しいものになっていたのではないでしょうか…
私たちもそうですが、人生って本当になにがあるか分かりません。
普段生活している中で、何気ない出来事が大きな変化をもたらすことがあることを教えてくれるシーンと言えるでしょう!
【グレイテストショーマン】伝えたいことは何?

【グレイテストショーマン】では、作中の中で視聴者に伝えたいことが沢山あります!
人生の教訓
- 多様性と受容
- 夢を追いかけることの大切さ
- 家族との絆
- 自分らしく生きる勇気
- 幸福と成功の定義
- 自分の失敗から学ぶことの重要さ
多様性と受容
【グレイテストショーマン】は、『みんな違って、みんないい!』がコンセプト。
バーナムは、ショーを成功させるために身体的特徴がある人達を集めて出演させています。
今では多様性を尊重していますが、悲しいことに昔は身体的特徴がある人は迫害の対象になっていた時代がありました…
そんな時代に、『人はそれぞれ特徴があってみんな違う』『同じ顔、同じ体、同じ考えを持つ人はいない』『お互いの違いを認め合い、尊重し大切にする』ことを伝えています。

自分にはないものを持っているということは、とても素晴らしいことですよね!
夢を追いかけることの大切さ
バーナムは、貧しい家庭に生まれ、父親が亡くなってしまったことでとても苦しい生活を送っていましたが、それでも自分の夢を叶えるためにひたすらに努力を続けてきました。
その結果、他の人にも『夢を追い追い求める勇気や喜び』を与えてくれたのです!
夢を追い続けると、必ず困難や挫折がありますが、【グレイテストショーマン】では『小さな夢でも信じて追いかければいつか叶う』ということを教えてくれました!

努力は社会を変えることが出来る!すごく心に響きますね♪
家族との絆
【グレイテストショーマン】では、家族との絆も重要になっています。
バーナムはショーを成功させたことで、富と名声に執着してしまい、家族や仲間を大切にしていませんでした。
ですが、ショーの仲間と血の繋がりがなくても苦楽を共にし、成功や失敗を共有することで血のつながりを超えた家族の繋がりを得ることが出来ました。
最後にバーナムは、家族や仲間の大切さに気付くことが出来ました!

見ている私たちにも、家族の大切さを改めて教えてくれる作品になっています。
自分らしく生きる勇気
バーナムのショーの団員たちは、世間から見れば異端で、自分を恥じ、隠れながらの生活を強いられていたのです。
でしがバーナムは、そんな彼らを見て異端ではなく『特別な存在である』と勇気づけて、自分らしく生きる勇気を持つ大切さを伝えてくれました!

ありのままの自分、人と違いがあってもそれを受け入れ個性や才能を大切にしましょう!
幸福と成功の定義
先ほどのお伝えしましたが、バーナムは成功に執着しすぎて大切なものを見失ってしまうのです。
ですが、最後には本当に大切なものは富でも名声でもなく『家族や仲間、成功への喜び』であることに気づきます。
【グレイテストショーマン】では、『成功と幸福』は富や名声ではなく、自分が心から感じる実感や充実感にあることを教えてくれました。

最終的てな目標はあっても、成功するためにはその過程がとても大切ということですね♪
自分の失敗から学ぶことの重要さ
バーナムは何度も失敗を繰り返し、試行錯誤そながら成功の道を歩んでいます。
私たちもそうですが、新しいことにチャレンジするということはとても勇気が必要ですし、それに付随してかなりの体力や精神力も必要になってきます。
そして、必ず挫折と失敗をします。
ですが、失敗を恐れてしまえば新しいことにチャレンジできません。
【グレイテストショーマン】では、失敗を恐れずに挑戦し、失敗から学び、成長することで、人はより良い人生を歩むことができるということを伝えてくれました!

失敗を恐れて行動しなければ、何もあることは出来ないのです。
【グレイテストショーマン】エンドロール後の15000とは?
【グレイテストショーマン】のエンドロールの後に流れてくる15000とは、『雇用数』のことを指しています。
エンドロール
The making and authorized distribution of this film
supported over 15,000 jobs and involved hundreds of thousands of work hours.
意味は『この映画の制作と正規の配給により15,000名以上の雇用を生み出し、何十万の労働時間を生み出しました。』という意味になります。

この言葉の意図には、『これだけの人が働いているから、海賊版などは出さずにお金を払ってみてあげてね!』という意味が込められているそうですよ!
【グレイテストショーマン】実話?
【グレイテストショーマン】は実話で、P・Tバーナムも実在した人物なのです!
ちなみに【グレイテストショーマン】の意味を調べてみたところ、『偉大なショーマン』という意味になります。
つまり、【グレイテストショーマン】とは、主人公であるP・Tバーナのことを指しているのです!
【グレイテストショーマン】舞台はどこの国?
【グレイテストショーマン】の舞台は、19世紀半ばの米国。
アメリカ合衆国になります。
19世紀のアメリカの出来事
- アメリカ史の中で最も重要な海戦『トラファルガー海戦』
- 奴隷制度の廃止
- 歴史上もっとも有名な戦いの1つ『ワーテルローの戦い』
- 南米独立
- 鉄道と蒸気機関の成功
- 日本では独立主義の終焉
この頃にアメリカでは、多くの出来事が起こり世の中が目まぐるしく変化している時代でした。
貧困の格差もかなりあり、そんな世の中で成功をしたのがバーナムなのです!
まとめ
今回は【グレイテストショーマン】でりんご渡した人は誰なのか、真意や伝えたいことなどを解説していきました。
この記事で分かること
- リンゴを渡した人物は『通りすがりのフリークス(奇形)』
- バーナムに力強く生きることを伝えたかった
- 作中には、視聴者に向けてのメッセージが沢山込められている
- 【グレイテストショーマン】は実話で、バーナムも実在した人物
- 19世紀半ばの米国(アメリカ)が舞台になっている
現代に生きている私たちが【グレイテストショーマン】を見てみると、見世物小屋ということもあり、最初はあまりいい印象を受けないかもしれません。
ですが、作中では人と人との苦悩や喜びをリアルに感じることができる、とてもいい作品になっています。
皆さんも機会があれば、是非ご覧になってくださいね!