男子バレーの日本代表は、2024年に開催されるパリオリンピックの出場が決定して盛り上がっていますね。
熱狂的なファンも多く、みなさん選手のユニフォームを着て応援されています。
そんなバレーボールですが、実は年収が低いと言われているんです。
学校の部活動でも多いメジャースポーツなのになぜ低いと言われるのでしょうか。
そこでこの記事では、実際にバレーボール選手の年収は低いのか、低いと言われる理由は何かを調査しました。
目次
バレーボール選手のは年収は低い?
バレーボール選手の平均年収は650万円~1000万円と言われているため、一般的な会社員の年収よりは高いです。
しかし、スポーツ選手の中での年収は低いです。
スポーツ | 平均年収 |
---|---|
野球 | 4,468万円 |
サッカー | 3,658万円 |
男子プロゴルフ | 2,915万円 |
女子プロゴルフ | 3,925万円 |
卓球 | 700万円 |
水泳 | 500万円 |
野球やサッカーの人気選手であれば、年収数億円から数十億円はもらっています。
契約金も大きいですし、スポンサーが付きやすいのでスポンサー契約の金額も上乗せされます。
テレビ出演やCM出演をされていたらなおさら年収は跳ね上がりますよね。
卓球は平均年収700万円ですが、日本で知られている福原愛さん、水谷隼さん、石川佳純さんは1億円を超えていました。
卓球は大会に勝つことで賞金が手に入るので、優勝選手は年収がかなり上がります。
バレーボール選手も他スポーツと同様に、注目度の高い選手は平均年収よりは大きく上回ることがあります。
例えば、髙橋藍選手はDiorのブランドアンバサダーに就任されたり、雑誌ananに載られたりしているので収入が平均よりも高いです。
柳田選手とかもよくCMに出てたね!
また、海外で活動している選手も平均年収よりは高くなります。
石川選手など、イタリアのチームに所属している場合はぐっと年収が上がります。
他にも、YouTubeで登録者数の多い選手もYouTubeの収益が入りますよね。
とはいえ、他のスポーツのように億越えするのはなかなか難しいです…
バレーボール選手の年収が低いのはなぜ?
バレーボール選手の年収が低い理由は、日本のバレーボールにプロリーグがないからです。
つまり、プロスポーツ選手ではなくあくまでサラリーマンということです。
同じ理由で水泳選手も年収が低い傾向にあります。
海外のチームに所属している選手はプロとして活動されていますが、日本の企業に所属している選手は実業団のため一般企業と同じ年収なんです。
海外チームに所属している選手の年収がぐっと上がる理由は、プロとして活動しているから!
企業の実業団として活動している選手は、シーズンオフの時は会社員として通常業務をしています。
オリンピックに出ている人が、一般企業で働いているなんて想像できないですよね。
ただ、選手生命を終えたら企業に戻れるのが良いところだと清水選手が仰っていました。
怪我で突然選手生命が終わったら…って心配しなくていいのは良いですね。
スポーツ選手の中では年収が低いけど、安定しているというメリットはあります。
今後、プロ化を目指す新リーグ「SVリーグ」が始まるので、平均年収が上がる可能性は高いです!
バレーボール選手の年収で最高はいくら?
イタリアプロバレーボールにおけるトップ選手の年収は1億円と石川祐希選手が話していました。
ヨーロッパはバレーボールが人気スポーツですし、プロリーグもあるので日本よりも平均年収がぐっと高くなります。
海外チームに所属するなら、数千万円もらっている可能性は大いにあります。
また、日本でも入社ではなく契約している場合は契約金がもらえます。
髙橋藍選手のサントリーサンバーズとの契約金は、都内じゃなければ家が2軒建つくらいだったと仰っていました。
注文住宅の建築費の全国平均は3569.7万円なので7000万円くらいでしょうか。
スポンサー契約なども含めると、日本でプレーしている選手の中での最高年収は、髙橋藍選手の1億円になりそうです。
バレーボールの知名度が上がって人気スポーツになれば、プロリーグができて平均年収も上がりそうですね。
バレーボールの普及がんばれ!
バレーボールの人気がない理由はなぜ?
- 世界レベルでのサポーターは少ない
- ある程度の体格・身長が必要だから
- 小学生が参加できるチームが少ない
- 漫画やアニメで描かれにくい
世界レベルでのサポーターは少ない
野球やサッカーって世界中に熱狂的なファン・サポーターがたくさんいますよね。
野球は経済大国のアメリカでものすごい人気です。
ヨーロッパではサッカーの時期は町中がお祭り騒ぎになるんだとか。
バレーボールもヨーロッパで人気のスポーツですが、サッカーや野球と比べると経済効果が低いと言えます。
ある程度の体格・身長が必要だから
どんなスポーツでも体格差は影響してしまいますが、バレーボールは高さが正義です。
日本人でも200㎝の選手はいますが、身長が小さくてバレーボールを諦める人はいます。
テニスとかゴルフは、もちろん筋肉や体幹など必要ですが、小柄な選手でもトップを狙えます。
背が低くてもバレーで活躍している人はいますが、誰でもできるスポーツという認識は低いです。
小学生が参加できるチームが少ない
野球やサッカーは近所の集まりや子ども会で始める子が多いです。
一方でバレーボールは、子どもが参加できる大会はあるものの数は少ないです。
近くになかったらなかなか始めるきっかけがないですよね。
理由は、バレーボールはプロではないので引退後に企業に務める選手が多いからだと考えられます。
引退後は子どもたちの指導をするスポーツ選手って多いですよね。
選手時代に莫大な年収をもらっているから、引退後は指導に回ったりできるんです。
その分バレーは、高校から始めてもオリンピックに出場できるというメリットはあります。
漫画やアニメで描かれにくい
野球やサッカーは世代を問わずに人気な漫画が多いですよね。
特に野球はドカベンやダイヤのエース、忘却バッテリーなど各世代で人気漫画が描かれています。
ルーキーズとかドラマ化までされている漫画もありますね。
一方でバレーボールはエースをねらえで女子バレーが大人気になって以来、なかなか描かれることがありませんでした。
ただ、ハイキュー人気からバレーボールが一気に普及しています。
海外でも人気ができていますし、男子バレーは特に人気が急増しています。
ハイキューの勢いに乗って、さらにバレーが人気スポーツになってほしい!
まとめ
バレーボール選手の年収について
- 一般企業よりは高い
- 他のスポーツと比べると低い
- プロリーグがないため低い
- 人気や知名度が低いため年収も低い
とわかりました。
今後はプロリーグができる可能性もありますし、バレーは人気スポーツになっていくでしょう。
知名度が上がれば年収も上がります。
年収が上がれば引退後に子どもたちのコーチになる選手も増え、日本のバレーがより強くなります。
メジャースポーツではあるので、さらに人気が高まるといいですね。