2025年冬ドラマの「クジャクのダンス、誰が見た?」
第3話のあらすじと考察をまとめました。
目次
【クジャクのダンス、誰が見た?】3話あらすじネタバレ内容
手紙の謎
山下春生(リリー・フランキー)殺害事件の捜査をしている赤沢正(藤本隆宏)は、手紙の謎に探る。
山下春生は、なぜ、染田進(酒井敏也)に手紙を託したのか。
なぜ、そのような大事な手紙を、ラーメン屋の店主に渡したのか。
その、真相を探るために、染田の過去に関する調査を開始した警察。
小麦の心境
「あなたは山下春生の本当の娘ではない」と記者の神井孝(磯村勇斗)に言われた小麦。
父を信じていた小麦は、不安になる。
小麦の心境
私は、私だよね。
お父さん。
私が、クジャクだと思っていたものは、クジャクではなかったのかもしれない。
なにが、真実なのか、私は誰なのか、分からなくなり、困惑する小麦。
小麦と京子
私は、山下春生の娘だということを信じたいが、不安な様子の小麦。
帰り道、赤沢の妻である赤沢京子(西田尚美)と偶然会う。
京子が昔から行きたいと思っていたカフェに入り、話をする小麦と京子。
小麦が京子に尋ねる
小麦:京子さん、私、父と母に似てますよね?
京子:ええ。
笑うとお母さんにそっくりよ。
そういう、心配性なところもお母さんにそっくりね。
それと、芯があって、しっかりしているところは春生さんにそっくり。
小麦:うん。。ありがとうございます。
京子の言葉を聞いて、少し安心する小麦。
小麦は伯母・木村夏海(原日出子)のもとへ
小麦は、伯母から母・静香(仙道敦子)についての事実を聞かされる。
伯母が語る過去
小麦の母・静香は、子宮の病気で子どもは難しいと医者に言われていた。
しかし、ある日突然子どもができた。
妊娠中は、一度も伯母・木村夏海と顔を合わせないまま、気がついたら小麦が生まれていた。
伯母から、今まで知らなかった事実を聞かされ、動揺する小麦。
その会話は録音されていた。
伯母と神井は協力関係にあったのだ。
神井が小麦に迫る
伯母からの連絡を受け、自宅周辺で小麦を張っていた神井。
伯母宅から出ていた小麦を追いかけ、問いただす。
神井が小麦に聞く
山下春生さんは、あなたにとって、どんな人だったんですか?
あなたにとっては、良い父親だったんでしょうね〜。
ただ、他の人から見たら、そうではなかったのかもしれませんね〜。
あなたは、お父さんのなにを知っているんですか?
真実を知りたくないんですか〜?
どこまでも真実を追いかけることを決意する神井。
"あの資料"の中身とは
神井は、約束のあの資料を松風に送る。
その中身は、山下春生と遠藤友也(成田凌)の肉声の会話だった。
会話の内容
山下春生:林川さんにも、遠藤力郎さん(酒向芳)にもとんでもないことをしたと思ってます。
遠藤友也:だからどうすんだよ!?
山下春生:神井さんの力をお借りして、全てをお話しようと思います。
遠藤友也:本当か?
資料を見た松風は、小腹が空いたと言い、ある場所へ向かう。
松風は染田のもとへ
ラーメンを食べたあと、染田にあの手紙について質問する松風。
あの手紙は、クリスマス・イブの日、ラーメンを食べたあとに山下春生が書き始めたという。
山下春生は、たまに、弱音を吐くこともあったと染田は答える。
次に、山下春生が22年前の東賀山の事件の捜査に関わっていたことを知っていたか質問する。
染田は、口籠りながら、なんとなく知っていたと答える。
事件の直後に、母・静香のがんが見つかって、その時小麦の子育ても大変な時期だったから、交番勤務に自ら異動を希望したという。
松風は、山下春生が自ら異動を希望したことに違和感を感じる。
小麦の本音
松風はラーメンを食べた帰り道、小麦を偶然見つける。
小麦は、伯母の木村夏海に会いにいったこと、その帰りに神井に言われたことを松風に伝える。
そして、小麦は松風に今の気持ちを打ち明ける。
小麦の気持ち
私って、本当は誰なんですかね。
私って、私、、なんですか?
いや、もうなんか、全部分からなくなってきちゃいました。
林川歌という人物を調べる小麦
22年前の東賀山事件の唯一の生き残りである林川歌。
その人と、同年代であることは果たして偶然かと言われていた小麦。
小麦は、家に帰り、林川歌について調べる。
自分の誕生日と、事件記事にある林川歌の誕生日が違うこと確認する。
自分は、林川歌ではないと信じる小麦。
染田の過去
ラーメン屋の店主は染田は、犯罪歴があった。
染田は30年前、野球選手のサインを偽造したユニホームを販売して、逮捕されていた。
同時に、部屋からシャブも見つかっていた。
結果、染田は2年の実刑をくらっていたのだ。
染田の過去を調べた秋貞隆雄(絃瀬聡一)刑事は、あの手紙は遠藤友也が、染田に書かせたものだと見解を述べる。
検事の阿南由紀(瀧内公美)と話す謎の男
赤沢は、遠藤友也を起訴するように阿南検事のもとへ尋ねる。
しかし、証拠が少ない遠藤友也を起訴することはできない。
先に自白をとるように指示する阿南検事。
阿南検事は、赤沢が出ていったあと、ある男の電話をする。
阿南検事の電話
お疲れ様です。阿南です。
東賀山の件で。
山下春生の例の手紙、出てきました。
娘が捜査員に渡したようです。
染田のラーメン屋でその電話を受ける男。
警察が染田のもとへ
山下春生の手紙について、事件の鍵を握っている染田に再度話を聞くために署までの動向を願う警察。
それを受けて、染田は警察が来たことを何者かに電話する。
小麦は、あるものをもらいに市役所へ
自分が誰なのか知りたい小麦は、松風に無断で戸籍抄本をもらいに市役所に向かう。
一人で見るのが怖い小麦は、松風の事務所で見ることにする。
勝手に動いたことに対して、松風に小言を言われながらも戸籍抄本を確認する小麦。
そこには、しっかりと「長女」と記載されていた。
養子の場合も戸籍上は、そのように記載ができることを知らない小麦は安心する。
小麦と松風
小麦:私は、絶対に山下春生と静香の一人娘なのに、、、
松風:絶対なんてことは、自分の中でも確信が持てない証拠じゃないの?
ラーメン屋の染田さん、前科持ちだった。
たぶん、これがきっかけで山下春生と知り合ったんでしょう。
どう?知らなかったよね?
少なくとも、山下春生が、あなたに話していないことがあるってことだ。
ちくわ入りのカレー
なぜか、ちくわの入ったカレーを作る松風。
小麦は、そのカレーを食べながら、松風に思いを伝える。
小麦の気持ち
誰がなんと言おうと、私にとったら、あの時ちくわカレーを作ってくれたお父さんが、私のお父さんです。
松風さん、覚えといてください。
私の言う事の証人になってください。
私はもう迷いません。
私は、私です。山下春生の娘です!
私は、父のことも、父が書いた手紙もぜんぶ、全部信じます!
松風は、その思いを聞いて安心した。
小麦が望む限り、そばにいることを伝えた。
ちくわ入りのカレーは、小麦の母が亡くなったあと、なにを食べても味がしなかった小麦が唯一おいしいと感じたものだった。
そのことを知っていた染田が、松風に伝えていたのだった。
【クジャクのダンス、誰が見た?】3話考察感想まとめ
「すべてを話す」その全てとは
神井が、松風に送ったあの資料の中身は、ある意味予想できる内容のものでした。
遠藤友也の怒鳴り声も、やはり、春生を恫喝していたように見えてもおかしくありません。
山下春生は「林川さんにも、力郎さんにもとんでもないことをした」と言っています。
おそらく、2話でもあった通り、遠藤友也の父・力郎さんは、東賀山の事件は冤罪なのでしょう。
その捜査や取り調べについて「とんでもないこと」と言っているのだと思います。
一方、林川さんにした「とんでもないこと」はなんなのでしょうか。
単に、真犯人を逮捕できなかったということなのでしょうか?
私は、ただの冤罪事件ではなく、山下春生がそうせざるを得なかったなにかがあるのだと思います。
そこに、染田が関わっているのかもしれません。
林川歌は誰?
小麦と林川歌は、誕生日が違うという理由で、別人ということになっています。
今の日本で、いくらひどい環境で生まれて、養子に出されたとしても、誕生日が正確に分からないというのはないと思います。
しかし、小麦の状況を考えて、将来、自分がこの事件の生き残りだということを知ることがないように、小麦の両親が、わざと誕生日の登録を変えたという可能性もなくはないと思います。
一旦ここでは、物語に沿って、小麦は林川歌ではないとして、話を進めます。
それでは、林川歌は誰なのか。
私は、「神井孝」が林川歌なのではないかと考察します。
ただの一記者が、ここまで、事件を追うでしょうか?
小麦の伯母さんである木村夏海に謝礼を払ってまで、事件を追っています。
神井のこの事件を調べる動機がまた語られていません。
一話でも「おれはただ真実が知りたいだけなんだ」と言っています。
さらに、林川歌は、女性と決まっているわけではありません。
「歌」という名前の男性もいます。
私は、以上の理由から、林川歌は神井孝なのではないかと考察します。
まとめ
なにが、真実なのか、誰が、なにを隠しているのか、たくさんの謎があります。
回が重なる度に、謎が深まっていきます。
そして、今回、新しくでてきた謎の男は怪しすぎます。
22年前の事件から今回の山下春生の殺害事件、検事でさえも裏で操る謎の男。
この男が、事件の全てを理解する鍵を握っていることは間違いありません。